敷地条件を最大限に活かし、狭小地でありながら高級感と居住性を両立した賃貸住宅を実現しました。
間口が狭く奥行きのある独特の土地形状を活かして、建物をジグザグに配置する「雁行型」とすることで、見る角度によって印象が変わる立体的で存在感のある外観を形成しています。
外壁はダークブルーを基調とし、落ち着きと上質さを感じさせるデザインに。
エントランスには仕上げにサンドエレガン塗装を取り入れ、素材の質感を引き立てながら、温かみのある雰囲気を演出しました。
間取りは38〜42㎡のファミリー・単身兼用タイプ。
地域のニーズを踏まえ、近隣病院の医療従事者などにも対応できるサイズ感・機能性を重視しています。
また、最上階の階高を2,550mmとすることで、開放的で快適な空間を確保。木造建築ならではの柔軟な設計対応が可能となりました。
内装は、照明・床材・建具・設備に至るまで細部にまでこだわり、快適さとデザイン性を両立。
1階のキッチンでは開口部を工夫し、圧迫感を感じさせない設計としています。また、キッチンから洋室へ続くガラス扉の採用により、空間の広がりと透明感を演出しました。
「限られた土地でも、住む人が誇れる建物を。」
その想いを形にした、工事技献の施工力が融合した一棟です。