今回は、「施工そのものより、仕組みづくり」に重点を置きました。
教室のレイアウトや仕様はすでに整っていたため、どこを自社でコントロールし、どこを外部発注とするかを明確に切り分けることからスタートしました。
特に、机や椅子などの什器は全体コストの4〜5割を占めており、
その部分を直接仕入れルートに切り替えることで、マージンを削減。
さらに、年間複数教室を開校するスケジュールを踏まえ、
「誰でも同じ品質・コストで再現できる仕組み」を設計しました。
この考え方は、学習塾だけでなく、介護施設やフィットネススタジオなど
多店舗展開を行う事業者に共通する課題にも応用できます。
現場としても、単なる施工請負ではなく、
クライアントのコスト構造そのものを見直すサポートができたことに大きな手応えを感じています。